紙を漉く
黒谷の和紙工芸の里
kurodaninowashi

ていねいに教えて下さったので、初めてでもなかなかな出来ばえでした。
この後に紙を干す過程があるので、それぞれ自慢の作品は後日郵送されてきます。よく晴れた日なら、外で30〜1時間くらい板干しをすれば完成するそうです。

しばし日常の喧噪をはなれ、紙素の感触の余韻に浸りながらこのおだやかな空気に酔う。完成した和紙を想像しながら、誰かにハガキにして出そうか?


そんなことを考えながら、以前使われていた給食の調理場へと向かった。
中を覗いてビックリ、調理用の釜は今も利用され、和紙の原料となる木(楮<こうぞ>、三椏<みつまた>、雁皮<がんぴ>など)を煮炊きする際に十分役目を果たしていました。
では、和紙をつくる工程をご紹介しましょう。結構大変な作業ですよ。
仕上げに重しで軽くプレス、水分を抜きます。
できました!、結構厚みがあります。
この日は外国の方もご夫婦で来られていました。
 研究室(旧調理室)の釜。
やわらかく煮た木を細かく、細かくたたいてほぐす機械。もちろん特注。
ビーターという機械でほぐした木の繊維を水と一緒にして どろどろの液状にしていきます。
1.
楮(こうぞ)作り。
和紙の原料には三椏、雁皮などもあるが、黒谷の和紙は主に楮(黒谷では「かご」と呼ぶ)を使う。苗を作り、その年の秋か翌春に本畑に移せば、次の秋には刈り取れる太さに育つ。紙になるのは原木の約5%に過ぎない。
2.
楮切り。
霜が降って葉が落ちると、まだ雪のこないうちに刈取る。
3.
楮小切り。
長い楮の木を一定の長さに揃え、枝を払って20キロぐラムくらいの束にする。
4.
楮蒸し
皮を取りやすくするため、「こしき」と呼ぶ大きな桶に楮の束を一杯につめこみ、大釜の上にかぶせて蒸気で蒸す。
5.
楮へぎ
蒸した楮がまだ熱いうちに皮をとり、充分乾燥させて保存する。これを順次紙にしていく。
6.
楮もみ
乾いた黒皮を川に一日ほど浸し足でもんで皮を削りやすくする。昔は寒中でもみな素足で川に入った。
7.
楮そろい
小さな包丁で表皮と疵を取って白
皮の上等な部分だけにする。あとは流れでゆすいで干し冬は雪や太陽にあてて晒す。
8.
煮ごしらえ
煮るまえにもう一度、川に二昼夜ほど浸して晒すとともに柔らかくする。
9.
楮煮
大釜の湯にソーダ灰を入れ楮の束をほぐしながら入れていく。3時間半くらい。
10.
楮みだし
柔らかくなった楮を整流の中で水洗いする。
11.
紙たたき
楮の繊維をたたいてほぐす。動力の臼で1時間くらい。
12.
さなてぎ
糊料とする「とろろあおい」の根を水洗いし、平らな石の上で木槌でたたきつぶして布袋でこす。
13.
紙漉き
簀桁できれいにすくいあげ目をととのえる。技です!
14.
紙つけ
干板に一枚一枚ハケで張り付け、天日乾燥させる。
15.
紙を選別し、枚数を数えてそろえる。

▲場所がなかなか見つかりにくいかもしれません。近くまできた時に「旧口上林小学校(くちかんばやし小学校)」と尋ねてみて。

 D A T A
滞在時間:約30分 駐車場・トイレあり
諸経費:
○入館料○
大人 300円
小学生から高校生 200円
小学生未満 無料
団体(20名様以上) 200円

○紙漉き体験料○
700円(6名様以上は要予約)

○開館時間○
午前9時30分〜午後5時
(紙漉き体験受付は午後4時まで)

○休館日○
毎週水・木曜日

京都府指定無形文化財
黒谷和紙工芸の里

〒623-1242
京都府綾部市十倉名畑町欠戸31番地(旧上林小学校)

TEL 0773-45-1056


あなたも一度、体験してみてはいかかですか。。。

     
 
紙漉きの歌。「お前紙なら わしゃ紙漉きや とけてすかれる 身じゃわいな」有名です。
 
 
 
綾部探訪
 

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